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第21回 NHK「わたしの尾瀬」フォトコンテスト [尾瀬関連]

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 今年もNHK前橋のホームページに,第21回NHK「わたしの尾瀬」フォトコンテストの結果が発表されました。
今回も尾瀬仲間が大勢入賞・入選を果たしていました。皆さんおめでとうございます。
僕も何とか選んでいただきました。速報はこちらです。
http://www.nhk.or.jp/maebashi/oze/oze21_sokuho.html
 いつもは週末に選考が行われ週の初めには速報が発表されるのですが,今回は今日発表になりました。しかし,家に帰ってみるとNHK前橋から通知が届いていました。速報の発表が遅かっただけのようです。

今回入選された知り合いの方(HP発表順)
【風景の部】
 [ 銀賞 ] 「躍動する朝靄」Aqua(有馬 雅美)
 [ 入選 ] 「雲海に漂う牛首」kazu(小泉 和広)さん
 [ 入選 ] 「残雪期の夕映え」hanami(平居 久美子)さん
 [ 入選 ] 「目覚める尾瀬ヶ原」youic(半田 容一)さん
【動植物の部】
 [ 入選 ] 「早春謳歌」かおる(佐藤 薫)さん
【人の部】
 [ 入選 ] 「念願の尾瀬で金婚!!」和風子(高橋 由紀子)さん

前回同様,オフ会などに御一緒された方だけを紹介させていただきました。
僕の応募作品は,上掲の昨年7月,至仏山の解禁を待って高天ケ原から撮った写真です。
至仏山から眺める朝靄は,いつ見ても感動的ですが,この時の動きは生き物のように動いていてとても印象的でした。
今回もこのような素晴らしい賞を頂いて大変ありがたいです。

高崎シティギャラリーでは,
12月9日(金)~14日(水)[午前10時~午後5時,最終日は午後4時]まで今回の入選作品の写真展があります。
尾瀬の仲間に会ったり,大伸ばしされた作品を見たりすることができるのでそちらも楽しみです。
都合のつく方は,是非会場に足を運んでください。m(_ _)m

白い尾瀬が見たくて(2) [尾瀬ケ原]

Spherical Image - RICOH THETA

https://theta360.com/s/h2KexVSmS0vwEVPCNEEknwpPg

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至仏山頂に灯った光が湿原に届くと,湿原を覆う新雪や高い木々の天辺まで白く覆い尽くした大霜を照らして輝き出す。
それまで,白いだけの何の変哲もない湿原が,あちこちで光を放ち,煌めき,一気に賑やかになる。
風に揺られ,太陽の光で暖められ,霜のついた枯れ草の動きは激しさを増す。
一瞬で消えてしまう短くも儚いドラマが,あちこちで繰り広げられる。

池塘は,表面だけが氷結したもの,雪がシャーベット状になりそのまま氷結したもの,何処も凍っていないものなど様々だ。
表面だけ氷結した池塘の表面は,面白い幾何学模様をしており光の当たり加減でカットガラスのような不思議な形を作り出す。
そんな光景を撮影したくて集まったカメラマンが十数名。まさかこの時期の尾瀬にこんなに人が来るとは・・・。

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皆,それぞれのお気に入りの場所でカメラを構え,撮影を行う。
太陽の光が上田代全体を照らす頃になると,木々や草に着いた大霜も急速に落ちてしまい,見慣れた晩秋の光景に代わってしまう。

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撮影も一段落したのでベンチに座ってゆっくりと朝食をとる。
新雪を見ながら暖かな日差しに包まれてゆっくりととる朝食は,贅沢の極地だ。
太陽の光は偉大だ。寒さに凍えて太陽が昇るのを待っていたのが嘘のように暖かくなってきた。

寝不足でちょっと辛いが,てばまるさんと相談して,中田代辺りまで様子を見に行くことにした。
途中で荷物をデポして,下の大堀付近までの雪道をのんびりと歩く。
この頃になると写真もスナップ程度だ・・・。
もしこの時間に尾瀬に入ってこの光景を目にしたら,今見ているこの風景でもその美しさに目を見張るだろうに。
全くもって贅沢な話である。

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急速に気温も上がり,ちょっと歩いただけでも汗ばむほどに暑くなった。
この暖かさが湿原に,そして木道に積もった雪を急速に溶かす。
今朝湿原に溢れていた新雪と大霜の神々しいばかりの美しさはそこにはない。
溶けかかった雪が湿原を覆うばかりである。

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しかも,溶けて滑りやすくなった木道上の雪は,足を乗せると塊ごと滑り出す危険な物体へと変貌していた。それに乗ってしまい何度も転びそうになりながらも何とか堪え,池や川には落ちずに済んだ。
三叉路付近では,木道工事が急ピッチで行われ,その廃材の運び出しをするヘリが盛んに行き来していた。
山の鼻で休憩をとってから鳩待峠へ・・・。寝不足が堪えて鳩待峠までが非常に長く感じられた。

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7日午前中に通行止めとなる鳩待峠までの道。昨年は雪を見ることなく年を越してしまったが今年は思う存分雪を堪能することができた。
条件が許せば出かけないこともないが,今回の尾瀬は今年最後の尾瀬になっても悔いが残らないくらい満足できるものだった・・・。
今年は,雪解けが思いの外早く,植物の開花時期が予想できなかったり,天候不順などがあったりして
思うように計画通り尾瀬に行けなかったが,最後の最後で願ってもない条件に恵まれたことを尾瀬の神様に感謝したい。

白い尾瀬が見たくて(1) [尾瀬ケ原]

先週,尾瀬で初雪の尾瀬をゆっくり歩いてきたので尾瀬病も雪欠乏症も治癒したが,
4日のライブカメラを眺めて見るとただならぬ事態が・・・。
尾瀬では,結構な積雪があったようだ。どうも前日の夕刻から降り続いているらしい。
しかも明日は好天の予報も出ているではないか・・・。再び届いた尾瀬からの招待状。
さらに,てばまるさんからは行くんだったら一緒に連れて行って欲しいとの連絡が入り,一緒に行くことになった。

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急いで帰宅して,急遽,スタッドレスタイヤに履き替えて宇都宮駅に向かう。
てばまるさんを乗せ日光に向かう途中,交差点で待っていると隣の車線に止まっている車にノーブレーキで車が追突した。
一気に眠気も吹き飛ぶくらいの衝撃を受けた。しかし,日頃の寝不足がたたり途中で小1時間程度仮眠をとり鳩待峠に着く。
この時点で止まっている車は10台程度。
星の撮影もしたかったので,すぐに準備をして歩き出す。

前日の雪はまだ結構残っている。厄介なのは溶けた雪が再び凍り付きアイスバーンになっている所だ。
しかし,そういう所は登山口付近だけでほとんどは,木道の上に真新しい雪が乗り,その上にいくつかの足跡がついているだけだった。
踏み固められていないので滑ることもなく歩きやすい。
暗い道をライトの光を頼りに進むが,今回はてばまるさんもいるので心強い。
山の鼻が近づくとトイレの明かりが見え,ほっと一息つく。テントも一張り張ってあった。
木道の上にはまだ5~10cm程度の雪が残っている。雪が深くて歩きにくいためか片側だけしか通った跡がない所もある。

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最初の目的地である上田代に着く。ライトの前を小さくキラキラする物が通り過ぎる。
ダイヤモンドダストだ・・・。この時,既に-7℃。
結構な寒さだが,必死で歩いて来たので体も温まっていてそれほど寒さを感じない。
ライトを消すと真っ暗闇に冬の星座が満天を覆い尽くす。
ここに来たのはこの星を写すためだったので,急いでカメラを取り出して撮影開始。
星の撮影を始めた頃からライトをつけた登山者が次々とやって来て,なかなか思うように撮影できない。
それでも,霧も風もほとんどなかったので星の撮影には条件的に恵まれていた。
明るくなって星の数が少なくなった頃,いったん撮影を休止して朝が明けるのを待つ・・・

急速に気温が下がり始め,体もどんどん冷える。
ベンチに置いたザックは見ている傍から霜が降りて白くなっていく。
気温は-10℃。寒いわけだ・・・木々の天辺まで真っ白だ。
疑いようもない大霜・・・しかも,新雪。もう,これ以上ない条件が揃った。
どのような朝が来るのだろう・・・。

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だんだん空が明るくなると,いわゆる「ビーナスの帯」が上空を覆う・・・。
日没直後や日の出前に太陽とは反対側の空に地球の影が映し出される現象で,影が映るのは水滴や氷滴を含んだ大気がスクリーンの役目を果たすためなのだそうだ。
そして,至仏山頂が明るく染まり始める。すると,その山頂に灯ったオレンジ色の光は,どんどん山裾に向かって広がっていく。
何処にカメラを向けても絵になりそうな光景が目の前にある。
興奮を押さえ,あれこれ撮影しているとあっという間に時間が過ぎていく。

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(2)へ続く・・・

初雪の尾瀬沼へ・・・(2) [尾瀬沼]

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夕食後部屋に戻りゆっくりしているといつの間にか眠ってしまい,気付くと11時を回っていた。
外の様子が気になり,窓から外を眺める。
雪は早々に止んでしまったようだ。その後積もった様子はなく,来た時とそれほど変わりは無い。
星は出ていなかったが,燧ヶ岳山頂は見えてたので天気は回復傾向にあるようだ。
もう少ししたら星が見えそうだ・・・。
次に目が覚めたのが3時。見上げたら満天の星空だ・・・
急いで必要な物だけを取りまとめ,長靴を履いて定番ポイントに向かった。

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誰もカメラを構えている人はいない。急いで三脚をセットして撮影開始・・・
数枚撮影しているとカメラを抱えた人がやってきて,近くにカメラをセットし始めた。
星の撮影に来ているはずなのに無神経にライトをつけて何度も周囲を照らしている。(>_<)
雲も出てきたし撮影の邪魔をされるのがいやだったので撮影ポイントを変えた。
次第に雲が増え上空を覆い始める。雲が動くのを待っていると,長蔵小屋から朝食の準備をが始めるための明かりが冬囲いの隙間から漏れ始めた。
なかなか思うような写真がとれないうちに星の数もだんだん減り,空も明るくなってきた。

ちょっと一休みしたくて,一旦小屋に戻る。
朝の風景を撮影するため再び外に出る頃は,周囲の様子がはっきり分かるようになっていた。
積雪は1cmもない。燧ヶ岳の山頂もほとんど積雪していないようだ。
焼けるのを期待して三脚を構えていると,山岳写真家協会の撮影ツアーのカメラマンが多数集結し,一気に賑やかになる。
しかし,高い所に薄雲が広がり,雲も燧ヶ岳山頂も焼けないままだんだんと空は明るくなってしまった。
残念だが,この後の天気の回復を期待して小屋に戻り,朝食をとる。

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朝食,部屋の片付けと急いで済ませ,全ての荷物を担いで外に出る。
なかなか思うように晴れないので諦めて帰ろうと荷物を片付け始めた時,雲の切れ間から光が漏れ,燧ヶ岳にその影を落とす・・・。
慌ててカメラを構えてしっかり記録するが,感動的だったのはこの一瞬だけだった。
荷物を背負ったまま尾瀬沼周辺をウロウロと歩き回る。
長蔵小屋の目の前の林はビジターセンターの再整備が始まり,綺麗に伐採され更地になっていた。再開発という名目での自然破壊はあまりにも悲しい・・・ 
見慣れた林や樹木はもう戻らないと思うととても寂しくなった。

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さらにこの先,どのように開発が進むのかと気を揉みながら,初雪に包まれたこの光景を目に焼き付け,初冬の大江湿原を後にした。
昨年は見ることができなかった尾瀬での新雪。今年は何とか見ることができたので一区切りはついたのだが,
もっと本格的な降雪を見てから,今年の尾瀬締めとしたい。
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初冬の尾瀬沼から檜枝岐へ。
檜枝岐は秋真っ盛り。天気も回復し,全山燃えるように染まった紅葉が鮮やかだ。
あちこちで車を駐め,尾瀬ヶ原や尾瀬沼で楽しめなかった紅葉を味わいながら帰宅した。

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初雪の尾瀬沼へ・・・(1) [尾瀬沼]

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今年の紅葉は華々しさもなく散り,気付くといつの間にか10月末。
来たるべき冬に備えて山小屋も冬囲いに囲まれ,今週末で営業を終わろうとしている。
今年は,10月最終週の週末まで営業しているのは檜枝岐小屋と長蔵小屋を残すのみだ。
天気は良くなさそうだが今年はまだ尾瀬沼地区には泊まっていなかったし,檜枝岐の新蕎麦も食べたいと思っていたので,
天気が崩れたとしても雪の可能性も少なからずあるだろうと,仄かな期待を抱いて予定通り出かけることにした。

関東地方の天気は回復傾向で,朝から青空が見えるようになっていたが,尾瀬を含む日本海側は西高東低の気圧配置になるためよくはならないようだ。
昼頃に檜枝岐に着く。このところ何度か食べそびれているので食べられる時に食べておこうといつもの「まるや」に立ち寄り,お目当ての新蕎麦をいただく。
土曜日だったせいか店内はそれほど混んでいなかった。

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御池に着く頃,小雨が降り出す。よく見ると霙だ。ひょっとすると山頂では雪か・・・
雨具を着込んでバス停へ。だんだん激しく降る霙をぼんやり眺めながらバスの発車を待つ。乗客は他に3名。
紅葉もすっかり落ち,シーズンオフとなった尾瀬に向かう登山者はめっきり減った。
うとうとしていつの間にか着いた沼山峠もひっそりとしていたが,営業しているというだけで非常に心強い。

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滑り止めを着け,白くなった登山道をゆっくり登る。いつしか霙は非常に細かい粉雪に変わり,登山道に降り注ぐ。
クマザサも苔も,白い粉砂糖を塗され,あちこちの風景がクリスマスバージョンに変わっていく。
オオシラビソの木々も白くなり,クリスマスの街中を歩くようなウキウキした気分になる。
行き交う人の少ない登山道をゆっくりと辿りながら長蔵小屋に着く。

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部屋はいつもの24番。今日の宿泊客は50~60名程度だ。
営業終了間近だとボイラーの保守等のため,風呂には入れないことが多いが,今回は男女時間交代制で入浴できた。
今年最後の山小屋のお風呂と長蔵小屋でのマイブームになっているホットワインで冷えた体を温めぐっすり眠った。
明日の朝までに大江湿原はどれくらい白くなっているだろうか・・・
天気が回復して大江湿原の上に輝く冬の星座を,そして,朝日に輝く真っ白な燧ヶ岳を見ることはできるだろうか・・・
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