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キスゲのない盛夏・尾瀬ケ原(1) [尾瀬ケ原]

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夏の尾瀬といえばニッコウキスゲ。
今年はどうなのかと毎年気になっているのだが,どうもこのところワクワクしながらこの時期を迎えたことはない。
以前は数年に一度の割合で訪れたニッコウキスゲの当たり年がこのところ全くといっていいほどないからだ・・・
理由は明白だ。温暖化によって尾瀬に進出したシカによる食害である。
尾瀬もその被害に遭い続け,年々ニッコウキスゲの群落は縮小する一方だ。
尾瀬沼の大江湿原周辺は,2・3年前から期間限定で設置しているシカの防護柵の効果も現れつつあるが,その効果は限定的であり,大江湿原全体を埋め尽くすように咲いていた頃に比べると,復元作業はまだまだ道半ばといったところだ。
尾瀬ヶ原に至っては,対策が遅れに遅れている影響で,壊滅的な被害を受けている。
この時期では例年だと完全に見頃は過ぎているのだが,今年の尾瀬ヶ原は不作と相まってほとんどキスゲの花を期待できる状態ではなく,行く前から諦めざるを得ない状況だった。

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全国的に梅雨明けしたものの,戻り梅雨とかで不安定な天候が続く。
しかし,発生から3週間も居座る長寿台風・台風5号がやってくる前に行っておかないと,昨年のような事になりかねないので行ける時に行くことにした。
コースを決めるに当たってどのコースを歩こうかと決めかねていたが,尾瀬沼のキスゲは週末を待たずにピークを迎えたようだし,至仏山に登るには天気が不安定なこともあって,この時期歩いたことのないアヤメ平や尾瀬ヶ原周辺をゆっくり歩き,カキランやキンコウカの花を見て来ることにした。

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夏休みとはいえ,さすがに平日ならそれほど混まないだろうと思い,当日予約を入れると意外にもかなり混雑している様子。
確かに戸倉では合宿しているらしい学生が道路沿いを多数走っていたし,鳩待峠にも「尾瀬学校」で入山してきた児童・生徒が溢れていた。
登山道で追い越すにも気を遣うし,挨拶するだけでも大変だ・・・(-_-;)。

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天気のいいうちに尾瀬ヶ原を見たくて直接山の鼻に向かう。ワタスゲの季節に訪れた頃に比べると咲いている花も大きく変わっている。
盛夏・晩夏の地味な花が目立つ林内を抜け,まずは研究見本園へ。その池塘にはオゼコウホネの黄色い花が浮かんでいた。
ワタスゲは流石にこの時期になると,ほとんどの綿毛も旅立ち,盛大な祭りの賑わいを思い出させてくれる。
湿原に目を遣ると,オニシモツケ,クガイソウ,カラマツソウ,オタカラコウ,トモエソウ,オオマルバノホロシ,オオウバユリ,ヨツバヒヨドリ,ミズギク・・・などやや派手さはないが多くの花に埋め尽くされている。
出会った花を全てカメラに収めたいが,時間的にそれは無理。目立つものをあれこれ撮影しながら,龍宮小屋に向かう。
しかし,遠くでは青い空を背景に入道雲が遠くで大きく育ち,湿原を覆う様は夏らしさを感じさせ,ついつい足を止めてしまう。予想に反して好天で日差しも強く,尾瀬とはいえかなり暑い。また,台風が運ぶ生ぬるい風が湿度を上げ気持ち悪いくらいに蒸す。
バテ気味に竜宮に到着したのは4時を過ぎていた。荷物を置いてちょっと横になる。

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食事を済ませて小屋主さんと談笑していると,ホタルのことが話題になった。こういう蒸し暑い日はホタルが出るんだよなぁ・・・。
ちょっと気になって小屋の外に出てみると数匹のホタルが飛んでいた。さらに教わった場所まで移動すると,いるいる・・・。湿原内には70~80匹ものホタルが点滅し,何匹も飛び交っていた。尾瀬にいるヘイケボタルの光は暗いし,あまり絵にならないので撮影はしなかったが,次回は挑戦したいと思った。
寝る頃はまだ雲が立ちこめ,星の撮影は無理そうだったが,ホタルを見れたので星は見れなくてもいいかなと思いつつ早めに休んだ。

鳩待峠~山の鼻(研究見本園)~竜宮小屋 (18,590歩)
(2)に続く・・・
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