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白い尾瀬が見たくて(1) [尾瀬ケ原]

先週,尾瀬で初雪の尾瀬をゆっくり歩いてきたので尾瀬病も雪欠乏症も治癒したが,
4日のライブカメラを眺めて見るとただならぬ事態が・・・。
尾瀬では,結構な積雪があったようだ。どうも前日の夕刻から降り続いているらしい。
しかも明日は好天の予報も出ているではないか・・・。再び届いた尾瀬からの招待状。
さらに,てばまるさんからは行くんだったら一緒に連れて行って欲しいとの連絡が入り,一緒に行くことになった。

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急いで帰宅して,急遽,スタッドレスタイヤに履き替えて宇都宮駅に向かう。
てばまるさんを乗せ日光に向かう途中,交差点で待っていると隣の車線に止まっている車にノーブレーキで車が追突した。
一気に眠気も吹き飛ぶくらいの衝撃を受けた。しかし,日頃の寝不足がたたり途中で小1時間程度仮眠をとり鳩待峠に着く。
この時点で止まっている車は10台程度。
星の撮影もしたかったので,すぐに準備をして歩き出す。

前日の雪はまだ結構残っている。厄介なのは溶けた雪が再び凍り付きアイスバーンになっている所だ。
しかし,そういう所は登山口付近だけでほとんどは,木道の上に真新しい雪が乗り,その上にいくつかの足跡がついているだけだった。
踏み固められていないので滑ることもなく歩きやすい。
暗い道をライトの光を頼りに進むが,今回はてばまるさんもいるので心強い。
山の鼻が近づくとトイレの明かりが見え,ほっと一息つく。テントも一張り張ってあった。
木道の上にはまだ5~10cm程度の雪が残っている。雪が深くて歩きにくいためか片側だけしか通った跡がない所もある。

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最初の目的地である上田代に着く。ライトの前を小さくキラキラする物が通り過ぎる。
ダイヤモンドダストだ・・・。この時,既に-7℃。
結構な寒さだが,必死で歩いて来たので体も温まっていてそれほど寒さを感じない。
ライトを消すと真っ暗闇に冬の星座が満天を覆い尽くす。
ここに来たのはこの星を写すためだったので,急いでカメラを取り出して撮影開始。
星の撮影を始めた頃からライトをつけた登山者が次々とやって来て,なかなか思うように撮影できない。
それでも,霧も風もほとんどなかったので星の撮影には条件的に恵まれていた。
明るくなって星の数が少なくなった頃,いったん撮影を休止して朝が明けるのを待つ・・・

急速に気温が下がり始め,体もどんどん冷える。
ベンチに置いたザックは見ている傍から霜が降りて白くなっていく。
気温は-10℃。寒いわけだ・・・木々の天辺まで真っ白だ。
疑いようもない大霜・・・しかも,新雪。もう,これ以上ない条件が揃った。
どのような朝が来るのだろう・・・。

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だんだん空が明るくなると,いわゆる「ビーナスの帯」が上空を覆う・・・。
日没直後や日の出前に太陽とは反対側の空に地球の影が映し出される現象で,影が映るのは水滴や氷滴を含んだ大気がスクリーンの役目を果たすためなのだそうだ。
そして,至仏山頂が明るく染まり始める。すると,その山頂に灯ったオレンジ色の光は,どんどん山裾に向かって広がっていく。
何処にカメラを向けても絵になりそうな光景が目の前にある。
興奮を押さえ,あれこれ撮影しているとあっという間に時間が過ぎていく。

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(2)へ続く・・・