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初秋の尾瀬に集う(No.1) [尾瀬沼]

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 尾瀬好きの仲間がネットでつながりオフ会が開かれるようになって,今年で13年。今年もそのオフ会が開かれるとあって尾瀬に出かけた。

 寄り道をしながら御池に着いたのが11時。ハイシーズンの賑わいはなく,駐車場は比較的空いていた。接続が悪く,30分近く御池休憩所ベンチでバスの到着を待った。日常の慌ただしさを忘れさせてくれる長閑なひと時を味わいながら・・・。徐々に人も集まり始め,沼山峠行きのバスもいつしかいっぱいになった。

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【沼山峠から。木々が生長して,すっかり尾瀬沼は見えなくなってしまいました・・・】

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【草紅葉もそろそろ始まり,まもなく見頃を迎えそうです】

 日照時間が観測史上最低を記録した今夏。その流れを引きずり,9月になってもあまり良い天気に恵まれなかったが,この日は朝から完璧な青空が広がり,絶好のオフ会日和となった。シラタマノキの白い実,ゴゼンタチバナの赤い実,オヤマリンドウに迎えられ,辿り着いた尾瀬はいつの間にか初秋の様相である。
 大江湿原上空には,次々にフォトジェニックな雲が行き交う。あちこちで足を止め,写真を撮りながら見晴地区に向かう。

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【強い日差しとそれを反射する尾瀬沼。そして上空を行き交う雲はまだ夏を思わせる】

 沼尻付近に近づくと見慣れない建物が・・・。沼尻休憩所だ。以前ここを訪れた時には,火災で変色したコンクリートの基礎があるだけだったが,いつの間にかテラスが出来上がっていた。休憩所も柱や屋根もつけられ,周りには足場も作られていた。再建されるのはずっと先かなぁ・・・と思っていたのでただただ嬉しかった。

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【沼尻休憩所も来年には再建されそうです】

 初秋とは言っても陽差しは強く,歩いていると汗が吹き出す。まだまだ日陰が恋しい季節。森の中に入るとほっとする。燧ヶ岳の見晴新道との分岐が近づくと,何やら人の声が。もしやと思ったらやはり薫さんだった。オフ会に参加する予定だが,燧ヶ岳の登山道の標示をつけながら入山したのだ。見晴でちょっと休んでから,オフ会の行われる竜宮小屋に向かう。

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【ウワミズザクラの紅葉も進み,美味しそうな実をつけています】

 小屋では既にkazuさん夫妻,horiguchiさん,youicさんが澄夫さんと話していた。NHK前橋のスタッフも取材で来ていた。以前,フォトコンのことで問い合わせがあり,この日オフ会があると伝えるとその様子も取材させて欲しいとのことだった。そして,カメラが回る中,和風子さん,お千賀さん,山好きなおっちゃん,JUNさん,ともさん,薫さんも加わり全員がそろった。

 久しぶりの再会だったので笑顔が溢れた。和風子さんを励ますこともこの集まりの目的の一つだったので,和風子さんが元気そうにしていたのが何より嬉しかった。風呂に入り,一緒に夕食をとる間も皆,楽しそうだ。
 この日は,月が昇るのが20時前後だったので,その前に星空を撮影したくて数人が三脚を抱えて龍宮十字路に向かう。薄い雲が上空を覆い,撮影にはあまり向かない条件だったが,慌ただしく撮影を済ませて小屋に戻ると,いよいよオフ会の始まりだ。昨年,この回の常連だったshinさん,和風さんの二名が相次いで亡くなった。その二人が今回参加できないのはやはり寂しいが,二人の元気な時の写真も飾られ,会の様子を見守ってくれた。和気藹々の雰囲気の中,話も弾み消灯時刻までそれぞれの尾瀬への一年分の想いを語り合った。

御池~沼山峠~尾瀬沼~沼尻~見晴~竜宮小屋(22,373歩)
(No.2に続く)
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尾瀬沼と帝釈山・田代山を巡る [尾瀬沼]

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【青空が見えたのはこの頃まででした。】

 折角,尾瀬の近くに来ていて歌舞伎だけ見てそのまま帰ることは考えられない。時間は短くても少しだけでも尾瀬を歩きたい。昨日,雷雨で帝釈山~田代山の縦走を見送っているので,そちらも歩きたい・・・。

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【オオヤマサギソウ】

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【オヤマリンドウ。もう夏を通り越して「秋」なんですね。】

 ということで,御池5:30始発の沼山峠行きのバスに乗る。乗客は10名程度。天候は雨の心配はなさそうなので一安心だが,相変わらず不安定な天気である。青空が見えたかと思うと一気に曇る。前日までに降った雨で湿りに湿った沼山峠の森に踏み込むと林内には,ゴゼンタチバナやアカモノ,シラタマノキなど以前花を楽しんでいた花が既にあちこちで実をつけ,秋がそこまで来ていることを実感させる。

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【コバギボウシもそろそろ終わり・・・】

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【ミヤマアキノキリンソウ。そろそろ見頃・・・。】

 大江湿原に出ると,オゼミズギクやサワギキョウ,ツリガネニンジン等が見頃を迎えていた。特にオゼミズギクは東岸で大きな群落を作っていた。楽しみにしていたヤナギランだが,ヤナギランの丘では笹に埋もれてしまい,あまり存在感がなかった。寧ろ長蔵小屋の前に植栽されたもののほうが見応えがあったほどである。マルバダケブキ,オタカラコウは既に終盤を迎えていた。

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【サワギキョウ。もう夏も終盤ですね。】

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【エグリトビケラの卵の塊だそうです。】

 最近始めたYAMASTAのスタンプラリーの缶バッジをもらおうと尾瀬沼山荘まで往復した。帰りに長蔵小屋の休憩所で淹れ立てのドリップコーヒーで寛いだ後,御池にとって返しそのまま馬坂峠へ・・・。

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【マスタケ。少し毒もあるようですが,以前は食用にしていたようです。】

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【ツリガネニンジン】

 ここでの目的はヨツバヒヨドリとアサギマダラ。そして「田代山弘法大師堂」に行くこと。更に雲も多くなり,いつ雨が降り出してもおかしくない怪しい天候になってきたので荷物を減らし帝釈山に向かう。オサバグサを見に来た時に何度か登ってはいるので,山頂までは歩きなれた道ではあるが,濡れた木道が滑って非常に危ない。注意していたにもかかわらず派手に尻餅をついた。その拍子に首を痛めた・・・。

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【カニコウモリ。小さい花びらが反っていてよく見るとかわいいです。】

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【シャクジョウソウ。久しぶりに再会しました。】

 山頂に着く頃,日差しも出てくる。いよいよ田代山に向かう。帝釈山から縦走するのは初めてなので楽しみである。時折,雲が山稜を越えるため登山道が時々霧に包まれる時間帯もあった。

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【アリドオシラン。本当に小さい花です。】

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【コバノイチヤクソウ。今年はベニバナイチヤクソウに次いで2種類目。】

 林内に咲くアリドオシラン,コバノイチヤクソウ等の珍しい花を見つけては足を止めて撮影するが,行き交う人もほとんどない薄暗い登山道は,ちょっと心細い。
 弘法大師堂に着く頃にはすっかり霧に包まれてしまい,展望が得られないので,次回以降の楽しみに取っておくことにして,そのまま来た道を引き返す。小雨の降る中,バテ気味で馬坂峠に到着する頃は既に薄暗くなっていた。

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【「ホツツジ」だそうです。神嵜さんありがとうございます。】

御池~沼山峠~尾瀬沼~三平下~沼山峠~御池,
檜枝岐~馬坂峠~帝釈山~田代山(弘法太子堂)~帝釈山~馬坂峠(38,938歩)
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ワタスゲ揺れる尾瀬を歩く(1) [尾瀬沼]

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今年はワタスゲが良さそうだ・・・今年は尾瀬に行く度にそう思った。
尾瀬ヶ原でも尾瀬沼でも,そして燧裏林道の湿原を歩いた時もワタスゲの花がいつもの年よりも明らかに多かった。
3年前の時に比べたら少ないかも知れないが,場所によってはその時以上に咲く所もあるのではないかと思った。
霜が降りてしまうと果穂になる前に枯れてしまう事もあるので遅霜の影響を心配したが,そんなこともなく期待は日に日に高まった。
SNSなどからもたらされる最新の尾瀬情報からも,ワタスゲがどんどん尾瀬で存在感を増していた。

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7月に入り至仏山も登山解禁になって,そちらも気になるところだが,
何年かに一度しか見られない方を優先しないわけにはいかない。今年見逃したら次はいつになるか・・・
檜枝岐から入り,尾瀬沼と尾瀬ヶ原を縦断することにした。
前日の宇都宮での急用を済ませ檜枝岐に向かう。到着は2時。車で仮眠して始発バスを待った。
目覚ましに起こされ,始発のバスに乗り込む。乗客は10人程度。皆,ちょっと眠そうだ。
沼山峠に着く頃,雲一つない空が徐々に朝の色に染まり,やがて真っ赤な太陽が顔を出す。
オレンジ色の光が林内にあふれる。結構まめに尾瀬に来ているせいか,登りもそれほど苦痛に感じない。
大江湿原に着くと,白いワタスゲの群落が出迎えてくれた。
朝露に濡れ水滴を纏ったワタスゲが朝日を浴びてキラキラと輝く。
予想通りやっぱり多い。でも,3年前の大江湿原の半分か1/3程度というのが率直な感想だ。
近くでは,ヤマドリゼンマイが梅雨の晴れ間の光をたくさん受けようと,真新しい緑の腕を目いっぱい広げていた。
いつも彩りを添えるはずのレンゲツツジは,今年はそれほど多くない上,やや遅れ気味である。
耳を澄ませると,遠くで響くカッコウの声。朝靄流れる大江湿原で繰り広げられるドラマの真っ只中で贅沢な時間を過ごした。

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朝露に濡れてまだ開ききっていないせいもあり,やや迫力不足のワタスゲを後に尾瀬沼東岸へ・・・
ビジターセンターの建て替えと再整備の名の下に,昨年以上にあちこちが痛々しく抉られている。
一番心を痛めたのがミネザクラと燧ヶ岳の写真を撮っていた場所の真横にテラスが新設されたことだ。
こんな場所にこんなものを新設する必要性が本当にあるのだろうか? 全くそのセンスを疑う・・・。
しかし,どうにもならない現実にやりきれない気持ちばかりが残る。

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長蔵小屋の売店でいつものコーヒータイムを済ませ,復活したライブカメラの動作確認をしてから尾瀬ヶ原に向かう。
沼尻に向かう林内で薫さんに会う。尾瀬での遭遇率は相当なものだ・・・
貴重な情報を教えていただき,その情報に乗って毎回忘れていたスタンプラリーを始めることにした。
今年は,尾瀬国立公園生誕10周年ということで様々な企画が行われているが,こうした企画に参加するのも楽しい。

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(尾瀬ヶ原編につづく)

新緑輝く尾瀬を巡る【第1日】 [尾瀬沼]

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【朝の空気は潤いがあり,ひんやりして心地よい】
[※ 今回,初日はほとんど写真が撮れなかったので2日目の写真を並べています。]

 前回の尾瀬から2週間。尾瀬の変化を探すには十分すぎる時間が経った。
今年は雪融けがやや遅いのが気になるが,春の花たちが一斉に咲き競う季節が始まる頃だ。
この変化に富んだ季節の移ろいを目にしたくて,車を御池に向かわせた。
天気はまずまずの予報が出ている。

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【竜宮小屋から見る朝の光景。やらかしちまったぁ・・・】

御池発10時30分のバスに乗り,真新しい新緑に包まれたブナ平を眼下に見て沼山峠へ。
冷んやりした空気に包まれた森の中に足を踏み込むと,所々に残雪が見られた。
全体の2割程度は雪に覆われていた。
歩き始める頃は青空だったが俄に雲が広がり,大江湿原に着いた時には小雨が降り出した。
正午頃から雨が降り出す予報だったが,ものの見事に的中した。
最近の天気予報は精度が高い・・・。

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【モルゲンロートの至仏山に写る燧ヶ岳の影】

大江湿原も尾瀬ヶ原同様,多くのワタスゲが花を咲かせていた。
しかし,雨が強くなってきたため写真を撮る気にもなれない。
一休みしたかったがビジターセンターは予想通り超満員だったので,長蔵小屋の休憩所に荷物を降ろす。
そこにも,次々と団体客が押し寄せ,かなりの混み具合だ。
雨脚はさらに強くなり、気持ちはさらに落ち込むが,ここで長居もできないと雨具を着けて歩き始める。

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【朝日に照らされて・・・】

だんだん雨の粒が大きくなり、風も出てきて、横殴りに雨が吹き付ける。
いつもなら沼尻休憩所で休憩を入れるところだが,吹きさらしの広場では休む気になれない。
森に入ると木が風や雨を遮ってくれるのでほっと一息つく。濡れていない木道もあったりして荷物を下ろすのに好都合だ。
ふと見渡すと,新緑の森はしっとりと雨に濡れ、生き生きとしていた。大きなネズコの樹皮も艶やかだ。
見晴に着く頃までには雨は上がるだろうと思っていたが,予想よりも天気の回復が遅れているようだ。
大勢の団体の宿泊客で賑わう見晴地区を後に,小雨降る中を竜宮小屋へ。

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【撮影を終えて・・・】

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【尾瀬早春賦】

ロビーで荷物の雨を拭いていると、ちょうどhoriguchiさんの顔が見えた。
また、kazuさんやはっちゃんも宿泊してるという。思いもよらず,突然ミニオフ状態になった。
雨は上がったもののなかなか天気回復のスピードが遅いので夕食後も小屋主さんを交え,ゆっくりと話した。
時折,faceboookの画面を見ながら・・・。いつしか気づくと消灯時間。
そして外を見ると、あんなにあった雲はほとんど消え、月明かりに照らされた至仏山や尾瀬ヶ原が暗闇に浮かび上がった。
星の撮影はできないが、月夜の尾瀬ヶ原を味わうには絶好の天気となった。

沼山峠~尾瀬沼北岸道~沼尻~見晴~龍宮小屋(26,604歩)

3年ぶりの残雪の尾瀬へ・・・【第3日】 [尾瀬沼]

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【 ↑↑↑ 三本カラマツと天の川そして蠍座・・・ ↑↑↑ 】

【第3日目】5月5日(金)晴れ

 今日の月没は午前2時前後。この時期は明るくなるのも早いので星の撮影時間は限られる。月の沈む時間を見計らって起きると,上空は雲一つない満天の星空になっていた。
必要な機材だけ持って大江湿原に飛び出す。これだけはっきりした天の川を見るのは本当に久しぶりだ。長時間露光の間,ふと見上げる天の川。時折,空気の流れが星を瞬かせる。夜明けが近くなると,飛行機が飛び交い,流星が目の前をスッと横切る。一つだけ流星痕を残すくらい明るいものもあった。

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【 ↑↑↑ 燧ヶ岳と北の星たち。最大級に明るい流星も見られた。 ↑↑↑ 】

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【 ↑↑↑ 空いっぱいに広がる天の川。吸い込まれそうな美しさだ。 ↑↑↑ 】

賑やかだった鳥たちも寝静まり物音一つない世界。風も全くなく,星の撮影には絶好のコンディションだった。撮影を続けること約2時間。体も冷えてきたし,眠くなったので朝の撮影まで仮眠しようと小屋に戻った。
 小1時間ウトウトするが,物音に起こされて再び尾瀬沼畔へ。先ほどまではなかった雲が燧ヶ岳上空に現れ,仄かに染まる。

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【 ↑↑↑ 星の撮影の時にはなかった雲も現れ,いい具合に朝の色に染まる・・ ↑↑↑ 】

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【 ↑↑↑ 柔らかな朝の光に染まる燧ヶ岳 ↑↑↑ 】

やがて,尾瀬沼上の残雪がピンクのから黄色に,そしていつもの眩しい白い光に照らされるのを待って撮影を続ける。今まで日陰だった雪に光が当たると宝石のように一気に煌めき出す。神々しい光景だ。思う存分撮影を済ませて小屋に戻るとちょうど朝食の時間だった。
 
 撮影や時間に追われることなく,のんびりと食事を済ませる。多くの人が慌ただしく出発して,ややひっそりとした小屋の中をザックを担いでフロントへ。今日はそれほど急ぐ必要もないのでゆっくりと帰路につく。

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【 ↑↑↑ フォトジェニックな雲が次々に上空に現れる・・・ ↑↑↑ 】

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【 ↑↑↑ 青い空と残雪に覆われた尾瀬沼。爽快・・・ ↑↑↑ 】

 山には相当な残雪があるにも拘わらず尾瀬沼の雪解けは異常に速い。しかも,表面の凸凹が大きく歩きにくい。これも昨年の影響の名残だろうか? 
 今日は,予想以上に天気も良く,3日間の中でも一番いい天候に恵まれた。しかも,フォトジェニックな雲が次々と現れては消えていった。こうした光景をしっかりと目に焼き付け,カメラに収めながら歩く。今日はアイゼンも良く効いて歩きやすい。


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【 ↑↑↑ 普段も見れるといいのだけれど・・・ ↑↑↑ 】

 三平峠を越え,十二曲り最上部に付けられたピンクの道標に導かれるまま歩いていて,ふと道がおかしいことに気付く。携帯のGPSで確認すると20m程度違っている事が判明。急いで元来た道を戻り,事なきを得た。その道標は,スキーやツアーの仲間が目印のために付けたものらしい。非常に紛らわしく,同様に間違える可能性もあるので,付けた人は責任をもって外してほしいものである。帰り道も雪が豊富で歩きやすかった。一ノ瀬からの車道も雪道の方が足への負担も少なかった。

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【 ↑↑↑ 「天王桜」もちょうど見頃を迎えていた ↑↑↑ 】

 大清水休憩所に着くと間もなくバスが出るというので,それに乗って戸倉に向かった。
 帰りにちょうど見頃を迎えた「天王桜」を見て,「花咲の湯」に立ち寄って帰宅した。

長蔵小屋~三平峠~(十二曲り経由)~一ノ瀬~大清水(23,108歩)
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