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夏がきた【3】 [尾瀬ケ原]

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【三条の滝のパノラマから(空撮した写真は何れも許可取得済みです)】

 昨夜,満天の星空を満喫し,朝靄や白虹への期待が高まる。まず,外の様子を確認すると朝靄に覆われていたので,晴れているのだろうと信じて疑わなかったが,外に出てみると上空はほとんど雲に覆われていた。天候が急回復するのを期待して周囲を散策する。朝露を纏ったキンコウカやコバギボウシが,柔らかな朝の光に照らされて美しく輝いていた。

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【平滑の滝・A】

 昨日同様,朝靄は徐々に上がるが,上空の雲はなかなか取れない。大きな変化も無く,いつの間にか朝のゴールデンタイムは終了した。空撮するまでもなく小屋に引き上げた。

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【平滑の滝・B】

 朝食後のがらんとしたロビーで暫く小屋主さんと談笑し,龍宮小屋を後にした。変化の少ない真夏の湿原の空撮だけでは物足りないので,滝を撮影することにした。その前に東電小屋経由で神﨑さんに挨拶して平滑の滝に向かった。

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【平滑の滝・C】

 真夏の直射日光に晒され続けた体に,元湯山荘の大吟醸ソフトクリームが染み渡る。ここでのんびりしている訳にもいかないので平滑の滝に向かうと直ぐに平滑の滝展望台に到着した。ここので空撮は2度目だが,視界が効かないし川幅が狭いのでコントロールが難しい,そして,それほど電波状態が良くないのも不安な点だ。適当な場所を見つけて離陸した。

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【三条の滝・A】

 上空からは急な斜面をかけ落ちる平滑の滝の全容が確認できる。しかし,これだけではあまり面白味に欠けるので少し高度を下げる・・・。最近NHKで見た平滑の滝の空撮のような動画を撮りたいとも思ったが,あの高さに下げるのはかなり不安があったので,自重して今回はちょっと高いところから撮影した。

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【三条の滝・B】

 次は本命,三条の滝だ。梅雨明け直後でもあるので尾瀬ヶ原に降った雨の落ちどころとなる三条の滝は相変わらず水量は多いだろうと思ったが,雪溶けの時期に比べたら,やはり雲泥の差があった。それでも三条の滝が近づくにつれ,響き渡るその爆音に気持ちが高まる。

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【三条の滝・C】

 周囲を樹木に囲まれているため電波状態は平滑の滝よりも悪い。しかも,三条の滝の水を下方に押しやる強い下降気流があるけれど思うように飛ばせるのか,平滑の滝以上に不安要素がいっぱいだ。慎重に観瀑台から上空に向けて離陸させる。水しぶきを受けないようにやや高い所から撮影を始め,徐々に高度を下げる。突然,画面が乱れたりすると飛行を止め,慎重に飛行させ,何とか三条の滝の勇姿を撮影することができた。

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【トモエソウの大群落。何故かここだけ凄いことになっていた。】

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【今年はキンコウカも当たり年のようです。】

 兎田代に続く道はやはり急峻で,重い荷物がズシリと肩に食い込む。午後には雷雨がありそうだと天気予報で話していたので,のんびりしてもいられない。ほとんど休憩も取らずに帰路を急いだおかげで,御池に到着する頃には相当ばてていた。

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【ツルアリドオシだそうです。(てばまるさん感謝です)】

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夏がきた【2】 [尾瀬ケ原]

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【ほとんど波の立たない穏やかな湖面を2羽のカモが行く】

前夜は長時間雲に覆われ,真夏の星々がその姿を見せてくれたのは限られた時間と場所だけだったようだ。朝起きてみても一面の朝靄に覆われ,燧ヶ岳も雲の中の隠れていた。風もなく波一つ立っていない鏡のような水面を切り裂くように,そして静かに鴨が移動していく姿を新しくなった展望デッキに腰掛けぼんやりと眺める。劇的な変化もないまま朝靄もいつしか上がり,穏やかな朝が訪れた。


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【前はここまで行けましたが,今回はドローンで・・・ ドローでの空撮許可取得済み】

撮影時間と確実に重なるはずの朝食の時間もほぼ予定通りの時間に済ませ,小屋の外に出ると,さっきまで上空を覆っていた雲はすっかり取れ,燧ヶ岳も顔を覗かせていた。今日もまた暑くなりそうだ。幸い今日は,樹林帯歩きが多く,直射日光を避けることができるのは有り難い。朝露を纏い朝陽に煌めくニッコウキスゲやコオニユリに見送られ沼尻に向かう。

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【湖面から沼尻方面を望む。  ドローンでの許可取得済み】

 夏の光溢れる湿原に出るとホッとするがそれもつかの間。ジリジリと焼け付く日差しがそこに留まることを許さない。急ぎ足で木陰に逃げ込み,呼吸を整える。今日は平日ですれ違う登山客はそれほど多くはないが,夏休みということもあり,年齢層の若い学生と思しき人が多いようだ。

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【尾瀬沼も小沼も藻が水面を覆っています。】

沼尻に着くと燧ヶ岳に向かう登山道がキンコウカに彩られ黄色く縁取られていた。今年はあちこちでキンコウカを見かけるがその数も多めだ。時期的にもちょうど良かったようで生き生きとしたその姿を目の当たりにする事ができた。キスゲ同様にキンコウカも当たり年なのだろう。

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【始めは穏やかな夕暮れでしたが,徐々に激しい色に・・・】

ここでも空撮を試みる。夏の沼尻,そして小沼を含めた尾瀬沼の光景を撮影しておきたいと思ったからだ。残雪期以外の小沼の様子を窺い知るには上空から見るしかないのだ。実際に飛ばしてみると,沼尻や小沼を覆う水草や真夏の眩い光を反射して輝く水面が印象的だった。

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【龍宮小屋上空は激しい色の雲で覆われていました。】

 今年の梅雨は長く降雨量も多かった。そのため山の水場が枯れるという心配はしなくて済んだ。段小屋坂を横切る沢水にタオルを冷やし,首にかけると体中に溜まった熱が一気に放出される。この天然のクーラーに何度か鋭気をもらい尾瀬ケ原に到着する。

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【キンコウカ。今年はあちこちで大量に見かけました。今年は当たり年のようです。】
 原の小屋で昼食を済ませ,周辺を散策する。熊対策なのか木道に沿い,その両脇約1mの草が刈られ,カキラン等の貴重な植物が無残に刈り取られていた。もう少し慎重にできないものか・・・

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【カキラン。今年は木道周辺が刈られてしまったので,少なめです。】

 光を遮るものがない尾瀬ケ原を長い時間にわたって歩くことは,体調を壊しかねないと早々に龍宮小屋にチェックインして,少し休ませて貰う。風呂と夕食を済ませてから,カメラを持ち龍宮十字路のベンチで日が暮れるのを眺めながらのんびりする。 今日も夕焼けがあるかも知れないという予感もあり,粘り強く待っていると,予想通りどんどんと東の空が真っ赤に染まり出す。昨日に引き続いて2日連続の夕焼けだ。やはりこういう気象条件って続くもんだ・・・

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【コバノトンボソウ。 トンボが飛んでいるように見えますか?】

 撮影を終え消灯時間まで部屋で過ごし,昨日できなかった星の撮影に挑戦する。今日は月明かりを気にせず撮影できる新月。久しぶりに夜の湿原に繰り出すと新月の暗闇は怖いくらいに暗い。動物や虫は息を殺してこちらをずっと監視しているのだろうか,物音は全くしない・・・。星の写真を撮る間,シカや熊に遭遇するのは御免とラジオの音量を上げる。しかし,30分ぐらい経ち,周囲を霧が覆い,それまでスッキリと見えていた上空の天の川や夏の大三角は時々霞んで見えなくなった。この辺が潮時のようだ。

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【龍宮小屋上の夏の銀河と星座たちです。】
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雪溶け水溢れる尾瀬を行く【3】 [尾瀬ケ原]

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【朝靄の中,朝陽を浴びて浮かび上がる池塘】

3日目ともなると体も自然と尾瀬時間に対応でき,日の出前に起きることにそれほど苦痛を感じない。
小屋を出ると,夜明け前のモノトーンの光景と爽やかな空気が周囲を覆う。さらにこの時期にしては珍しく,朝靄が出ていて幻想的な雰囲気を醸し出している。

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【モルゲンロートの至仏山とその姿を映す池塘群】

空撮している時間帯以外のことも考慮して,下ノ大堀に向かう。
ハイシーズンになると立つ場所もないくらい混み合うこの場所もこの日の先客は僅か1名。
燧ヶ岳の右肩付近がかなり明るくなる。一か月前を思うと日の出の位置は随分と北に移動したものだ。
そして朝靄のベール越しに見る至仏山もみるみるピンク色に染まる。

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【朝靄の下ノ大堀のミズバショウ群落地】

薄い朝靄が漂う中,ドローンも湿った空気を切り裂いて上空へと舞い上がり,眠たげな朝の尾瀬ヶ原の様子を上空から伝えてくれる。
朝陽を浴びた朝靄漂う尾瀬ヶ原もまた幻想的で素敵な光景だ。上田代にも少しだけ朝靄が漂っていた。
雪溶け水溢れる尾瀬ヶ原だが,湿原は枯れ草色から,徐々に緑色の絨毯へと変わりつつあるようだ。

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【朝日に染まる朝靄と朝日に輝く池塘群】

2回ほどフライトを済ませ地上をふと見るとうっすらと白い虹が架かっていた。
慌ててスマホのパノラマモードで撮影すると,辛うじて白虹と分かるレベルの薄い白い虹が映っていた。令和初の白虹との対面である。
この劇的に変化するドラマチックな時間帯も終わり撮影するものが少なくなったので,小屋に戻ることにした。

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【ミズバショウの群落とモルゲンロートの至仏山】

食後にコーヒーを戴きながら,小屋主さんとゆっくり談笑して小屋を後にした。
いつもよりも水かさを増した池塘。そこから常に聞こえる蛙の声に交じって遠くで聞こえるカッコウの声。頬をかすめていく風は,もう冬のそれではなく暖かく優しい・・・ あちこちのベンチでゆっくり休んでは,この日はさらにじっくり尾瀬を味わいながら帰宅した。

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【朝靄のに包まれる朝。この時期朝靄が出るのは珍しい・・・】

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【残雪が溶け出す景鶴山】

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【根開けと残雪と新緑・・・ 尾瀬にも遅い春がやってきた。】
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雪溶け水溢れる尾瀬を行く【2】 [尾瀬ケ原]

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【雪溶け水をたくさん湛えた上田代の池塘群。尾瀬ヶ原湖も現れた。】

日の出も早まり,今は5時前には陽が昇る。それに合わせて早めに小屋を出た。もう,ヘッドライトも必要無い。
ひんやりと湿った空気が漂う静かな道を急ぎ足で上田代に向かう。
日中は暑くても,この日の朝は木道や湿原に霜が降り,うっすらと白くなっていた。
尾瀬ヶ原湖の水は昨日に比べて明らかに減ったが,巨大な鏡は昨日に引き続き健在である。風のない水面には朝を待つ燧ヶ岳や至仏山がくっきりと浮かび上がっていた。

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【尾瀬ヶ原湖に映る朝の燧ヶ岳】

やがて,至仏山頂全体がピンク色に染まる。そして,いよいよドローンを離陸させる。
朝焼けの空とその空を映す尾瀬ヶ原湖を始めとする数多くの池塘がモニターに映し出される。この時期ならではの,そしてドローンを使わないと決して見ることができない光景が広がる。見慣れた光景も劇的に変えるこの撮影機材は明らかに尾瀬の歩き方や撮影スタイルまでも変えた。
やりたいことはいっぱいあるのに体は一つしかないのがもどかしい・・・。

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【一旦水は引きかけたが,一昨日の大雨だまた復活した。】

年々機材は増え,ザックは体力と反比例して重くなり,以前ほど小回りが効かなくなってはいるが,それらのマイナス材料を補ってあまりあるメリットが得られる。しかし,思うような写真も撮れず,あちこち飛び回るうちに何もない穏やかな朝となった。

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【この日の朝はかなり冷え込み2℃。霜が降りて木道や湿原も白くなっていた。】

平日の早い時間のせいか,下ノ大堀の定番ポイントまで歩く間,全く人に会うことがなかった。
2週間ほど前はまだ雪の下にあったこの場所は,今ではすっかりミズバショウが見頃となっていた。ボクを尾瀬に誘ってくれたこの憧れの光景をゆっくり眺めながら軽めの朝食をとる。清流の流れを見,遠くのカッコウの声を聞きながら贅沢な時間が流れる。のんびりしていると上空をどんどん雲が流れ,絶好の被写体となった。

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【下ノ大堀のポイントのミズバショウ群落。いい形の雲が流れてくれた。】

ちょっとベンチで休み,龍宮の出入り口,長沢のミズバショウ群落の様子を確認して龍宮小屋に向かった。
今年はこの木道周辺がかなりシカに踏み荒らされていると感じた。長沢のミズバショウの群落地も激しく掘り起こされていた。
その横には,今年もシカの食害調査ための柵が空しく立っている。
調査のための調査では何も変わらない。調査はもういいから本格的な対応を望むばかりである。何のための調査なのか甚だ疑問になる。

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【間もなく月が昇る頃。至仏山や景鶴山には既に月の光が当たって浮かび上がる。】

約一月ぶりの龍宮小屋。小屋主さんと談笑してから荷物を小屋に預けて尾瀬ヶ原を半周することにした。
あのトガクシショウマの咲き具合も確認したいし,身軽になって見晴経由で赤田代に向かう。
温泉小屋ではヘリが荷物を運んではそれを小屋に運び込むなど本格的なシーズンを前に慌ただしく準備が進められていた。
ちょっと雪の多い山道に進むが残雪の残り具合は予想以上に大きく,トガクシショウマの見頃はずっと先と行った感じがした。
東電小屋経由で龍宮小屋に戻る。

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【ミズバショウのブーケ。こうしてまとまって咲いているのを何カ所かで見かけました。】

前日の寝不足解消とこの日の夜に備えて部屋でちょっと横になる。尾瀬でこんな時間に休むなんて何と贅沢なことか・・・
おかげで頭もスッキリ! 入浴や夕食を早々に済ませ,夕刻の撮影に備えた。
夕方はピーカンで思うような夕焼けにはならなかったが,この日も満天の星が尾瀬を包んだ。

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【オチクラミズバショウ。今年はなぜか多く見かけました。】

この日も雪溶け水溜まる龍宮付近の池塘に行き,カメラを持ち出して星の撮影を行った。
至仏山の中腹辺りを赤い光が左右に移動する・・・ 何だろうと思い確認するとシカの調査のためにドローンを飛ばしているという。
そう言えば昨夜も夜中にドローンらしきものが飛んでいた。
月が昇る時間帯になると,至仏山や景鶴山に月光が当たり明るく浮かび上がる。何とも幻想的な光景を目にすることができ満足の2日目だった。

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【リュウキンカも大きな株は木道と木道の間で見かけるくらいになってしまいました。】
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雪溶け水溢れる尾瀬を行く【1】 [尾瀬ケ原]

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【雪溶け水と大雨で復活した尾瀬ヶ原湖】

尾瀬の雪溶け水が溢れて湿原を覆い,尾瀬ヶ原をつくる原因の一つになった太古の尾瀬ヶ原湖を彷彿とさせる光景が,この時期の僅かな期間見ることができる。
どうもこの「期間限定」とか「ここ限定」との言葉に弱く,この言葉を聞くと何としても行きたくなってしまうから困ったものである。
しかし,この期間は思っていたよりもかなり短く,雪どけ水が湿原を覆うと同時に,どんどん湿原に吸い込まれていくのでその見頃は僅か数日しかないようだ。今年も天候を見ていつ行くか悩んでいるうちに見頃は過ぎ去ってしまった(;_;)・・・ ように思えた。

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【鳩待峠~山の鼻に向かう途中,フォトジェニックな雲が出迎えてくれた】

しかし,九州地方に大雨を降らせた低気圧が関東地方にも押し寄せ,鳩待峠~山の鼻を通行止めにした。この雨のおかげで,なくなりかけていた湿原が増水して幻の湖がまた見れるかも・・・と期待が膨らむ。
翌日,通行止めは解除され,絶好の好天に包まれた尾瀬を訪れるべく鳩待峠に向かった。
鳩待峠着は午後3時。山ノ鼻に向かう途中,通行止めの影響で尾瀬滞在が延び下山する花見さんに遭遇し,大雨による影響や尾瀬ヶ原湖の情報をもらった。ちょうど良い時に来たようだ。

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【初日には山の鼻に近い所には結構雪は残っていたのだが・・・】

少しでも条件の良い時に幻の湖を見ておきたいとの思い,一旦山の鼻小屋で受付を済ませて,必要な物だけを持って上田代へ。やや風はあったもののいつもよりも多くの雪溶け水を湛えた尾瀬ヶ原湖を目にすることができた。
ドローンを使って上空から見ると,たくさんの水を湛えた多くの池塘が夕陽に輝いていた。
この池塘に満天の星が映し出される光景を何としても撮りたいものだ・・・。

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【いわゆる「尾瀬ヶ原湖」の中心部分。いつになく水量も多く感じられた。】

山の鼻小屋のこの日の宿泊者は3名。食事をして風呂に入ってのんびりしていたら,少しうとうとしてしまった。今日の月の出は10時頃。その前に上田代に向かわないと・・・。
木道には小動物が歩いた足跡。さらに目の前を横切るシカに驚かされながら先ほど下見をした辺りに三脚を構える。

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【水が豊富で水が溢れたり,氾濫したりもするが,引くのも速い】

雲一つ無い空に広がる満天の星。風も収まり,波一つない幻の湖にその星は映し出され,上下左右360°周りをぐるりと春の星座に包まれる。蛙の声を聞きながら,至高の時間を味わうことができた。
寝静まった小屋に戻り,余韻に浸りながらゆっくりと休んだ。

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【幻の尾瀬ヶ原湖に映る春の星たち・・・】
【ここに掲載している空撮画像撮影にあたり,関係各所への連絡し承認を頂いております】
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新雪に覆われた春の尾瀬【2】 [尾瀬ケ原]

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【降ったばかりのフカフカの雪に朝の柔らかな光が当たる】

夕食後も雪は激しく降り続け,一晩だけでも10cm位は積もったようだ。一度,尾瀬沼で春の雪に降られて歩くのもままならない事はあったが,尾瀬ヶ原ではほとんど記憶にない。
その雪も午前2時頃には上がり,上空には下弦の月や星が輝いていた。朝が楽しみだ。宿泊者は多かったが明るくなっても小屋が静まりかえっていたので,やや寝過ごした。

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【光が湿原を照らし出すと,一気に息をのむほどの美しさに変わる】

今回のお目当ては,綺麗な雪原を上空から新ドローンMavic2で撮影することだ。NHKが取材で使うFantomレベルの映像も撮影できる優れものだ。
小屋を出ると目の前に広がるのは,踏み跡もほとんどない,穢れのない真っ白な湿原。しかし,雪は止んだものの山頂は雲に隠れ,星が瞬いていた空は雲に覆われて時折雪が舞っている。これぐらいなら空撮はできそうだ。離陸すれば何処にでも行けるので何処で離陸するかはあまり意味をもたないが,一眼で撮る場所も考えないといけないので,辺りをウロウロと歩き回る。

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【昨日の雪が残雪の汚れや凸凹を覆い隠し,厳冬期さながらの光景を見せてくれる】

取り敢えず下ノ大堀川の傍らに荷物を置き,フライトを始める。飛ばし始めると急に湿原が明るくなる。
東の空の雲の切れ間から漏れた光が真新しい真っ白な雪の上に降り注ぎ始めた。
太陽の柔らかな光が凹凸のない絹のような雪面が浮かび上がらせる。湿原や池塘のほとんどは雪の下で,葉を落とした拠水林と雪どけ水を湛え湿原を流れる川の流れが目立つ。
ふと,地上に目を遣ると逆光に降ったばかりの雪がキラキラと輝く。
やはり無理をしてでも来て良かった・・・。

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【大型連休中とあって,新雪を踏んで続々と人が入山してくる】

その後は暫く龍宮小屋に長居をして,10時過ぎにやっと小屋を後にした。
時間と共に雲も取れ,徐々に気持ちよい青空が広がる。暖かくなって埋まったり,滑ったり,踏み抜いたりと時間と共に歩きにくくなっていたが,木道にとらわれず,自分の決めたルートで行きたいところを自由に移動できるのは,この時期ならではだ。
普段見ることのないアングルから見る至仏山や拠水林をたくさん撮影して下山した。

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【葉を落とした拠水林越しに雪どけ水を湛えた川の流れが窺える】
【ここに掲載している空撮画像撮影にあたり,関係各所への連絡し承認を頂いております】
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新雪に覆われた春の尾瀬【1】 [尾瀬ケ原]

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【↑↑↑↑↑ どこを見ても真っ白け。完全なるホワイトアウト状態 ↑↑↑↑↑】

4/27~28の尾瀬ヶ原歩きの様子を日記風にまとめました。
他にもいろいろ情報発信していますが,次のように分けてUPしています。かぶる部分も多いですが,それぞれのページも御覧ください。
27日は猛吹雪でほとんど写真が撮れなかったため,28日の写真がほとんどです。
■リアルタイムな情報・速報は「facebook」
https://www.facebook.com/masami.arima.94
■日記などは「Blog(ブログ):【水のふるさと尾瀬】」
https://oze-mugen.blog.so-net.ne.jp/
■尾瀬や他地域の過去の記録やサイト全体の情報などは「ホームページ:【尾瀬夢幻】」
http://www.arima.jp/

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【↑↑↑↑↑ 朝一番の光を受けて,低い雲が薄紅色に染まる ↑↑↑↑↑】

 いよいよ「平成」の時代も終わりを迎える。そして迎えた大型連休。混雑必至の尾瀬にわざわざ混むと分かっていて出かける必要はないだろうと逸る気持ちにブレーキをかけていたのだが,いつの間にかアクセルを踏んでいた。単なるブレーキとアクセルの踏み間違えとかではない。(^^;
その原因は尾瀬の天候だ。4月も間もなく終わろうとするのに尾瀬には一日中「雪」の予報が出ていたのだ。厳冬期さながらの無垢の雪原,クリスマスツリーのように新雪を纏った拠水林,太陽の光を浴びてキラキラ輝く樹氷などの光景が頭を掠める。いつでも行ける,けど,厳冬期級の綺麗な尾瀬を見たかったら今しかないのだ・・・。

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【↑↑↑↑↑ 太陽が昇る頃にちょうど光り輝く下ノ大堀川 ↑↑↑↑↑】

 取り憑いた思いを払い切る事ができず,いつしか車は吹雪の鳩待峠にあった。この時期の尾瀬は,期間限定の春スキーのメッカでもあるし,景鶴山登山を目指す登山者で人気の山域ではあるが,吹雪の日の登山者は流石にそれほど多くない。

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【↑↑↑↑↑ 吹雪も止んで穏やかな朝を迎えました。もう少し早く晴れてくれたらなぁ・・・ ↑↑↑↑↑】

 山小屋への到着時刻が心配だったが,出発に手こずり,鳩待峠の出発が遅くなってしまった。車外に出ると,凄い風に乗って雪が体にたたきつける。なごり雪などと言う生易しいものではなく,ゴーグルなしでは目も開けていられないほどの猛吹雪となって顔に当たる。
林内に入ると少し風は収まるが,風を切る音が頭の上を激しく行き交う。しかし,登山道は踏み固められ滑りやすくなった残雪期のそれではなく,降ったばかりの粉雪の感触を楽しみながら,蹴散らしながら進む。
人の気配もない寂しい林内歩きが続くが,山の鼻が近づくと急に活気付く。30張はあるだろうか。山スキーを楽しむ人たちがテントを張って夕食の準備に追われていた。しかし,ここでのんびりしている訳にはいかない。

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【↑↑↑↑↑ 太陽に懸かる日暈(ハロ)と環水平アーク ↑↑↑↑↑】

 真っ白な雪道を夏には木道がある辺りを手探りで進むが,降り積もった雪が強風で吹き飛ばされ,人が歩いた痕跡さえ消し去ってしまう。
降ったばかりの雪が激しく舞い,空と地表の境目も分からない。近くのダケカンバや遠くの拠水林が朧気に見えるだけである。いわゆる「ホワイトアウト」の状態だ。
少し歩いて携帯のGPSで場所を確認すると,強風に煽られていつしか右寄りのコースを歩いていたようだ。
ちょっと下ノ大堀橋を見つけるのに時間がかかったが,やっと見つけて,何とか今日の宿泊地龍宮小屋に到着した。
懐かしい面々にお目にかかることができて正直ホッとしたが,遅い到着となり,小屋の方々に心配・迷惑をかけてしまったのは大いに反省しなくては・・・。

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【↑↑↑↑↑ あちこち残雪で覆われているため何処でも自由に歩けます ↑↑↑↑↑】
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平成の宿題完遂計画・最終章 「初冬の空を行く」 [尾瀬ケ原]

ついに昨年の空撮の編集が終わりました・・・

2018年12月2日。新雪が降り,澄み切った12月の尾瀬の空に飛び立ちます・・・
これから降り積もる雪が根雪となって,眠りにつこうとする尾瀬をアヤメ平から眺めました。
新雪で覆われたアヤメ平から見るモルゲンロート。上空からは尾瀬ヶ原や遠くの平ヶ岳・新潟の山々もオレンジ色に染まる様子が見えます。
時間と共にその範囲は広がりを見せるが,その色は徐々に失われていきます・・・
【空撮に当たっては関係機関に連絡・承認を得て撮影しております。】


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平成の宿題完遂計画・第4弾 「晩秋の尾瀬を飛ぶ」 [尾瀬ケ原]

昨年の空撮動画を編集してお届けする,平成の宿題完遂計画・第4弾。
10月22~23日の晩秋の尾瀬を撮影した「晩秋の尾瀬を飛ぶ」です。

この2週間前尾瀬ヶ原の木道で転倒し,荷物を小屋に預けて下山しました。
その後,体調が改善したので荷物を取りに戻った時に撮影したのがこの動画です。
全く素晴らしい大霜で10m以上もあるカラマツの木の先端まで霜でびっしりでした。

【空撮に当たっては関係機関に連絡・承認を得て撮影しております。】


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宿題完遂計画・第3弾 「尾瀬ヶ原・初秋」 [尾瀬ケ原]

始める前は億劫で仕方なかったけれど,始まれば,調子よく進むもので・・・
早くも平成最後の宿題完遂計画・第3弾です。

この日は,オフ会のために尾瀬入りしましたが,天候は時々小雨の降る天候から回復傾向に・・・
雲間から湿原のあちこちに光が落ち,動画に変化を付けてくれました。


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