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新緑眩い尾瀬を翔る【2】 [尾瀬ケ原]

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【この時期の滝は雪融け水が大量に流れ込み迫力満点!】

【ドローンで空撮するにあたっては,関係各所で許認可を頂いてから撮影をしております。】

5月21日(曇りのち晴れ)
 今回も条件が良ければ星空の撮影もと考えたが,月が沈む深夜に空を確認すると,薄い雲に覆われ見える星も少ない上,湿原は霧に包まれている。星の撮影は諦め,明朝の白虹の登場を期待して休むことにした。

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【もしかして・・・ 淡い期待を抱いたが,暫く曇り空が続いた】

 上空は薄いベールがかかり朝靄が漂うような状況が続くが,必要な機材を持って下田代に向かう。東の空は雲に覆われたままだが低い雲が徐々に色づき始めやがて最高潮に・・・。少しだけ漂う朝靄も上空の色を映して茜色に染まった・・・が良かったのはこの時まで。

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【超定番ポイント傍のミズバショウ群落も見頃を迎えていた】

 太陽が昇る時間になっても一向に雲が切れる気配はなく,時間だけが空しく過ぎる。定番ポイントから離陸したドローンも僅かに残った朝靄を求めて右往左往するばかり。その朝靄もほとんど消え,変化のない風景に変わってしまったので龍宮小屋に戻り,時間に追われずゆっくりと朝食をとった。

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【朝靄の尾瀬ヶ原をただあてもなくフリーフライト・・・ (^ ^;】

 今回の宿泊客は自分を含め6名程度。皆,早めに出発するが,たもあみさん夫妻と小屋主さんでコーヒーを飲み,天気の回復を待ちながらミニオフ。撮影に追われずのんびりと時間が過ぎる・・・。徐々に空も明るくなり,青空も見えてきたので出発することにした。そういえば尾瀬入りしたというyouicさんには会えなかったが何処に?。東電小屋に向かっていると,上空を覆っていた薄い雲も取れ,すっきりと晴れ上がった。東電小屋の神嵜さんに挨拶をしてから,トガクシショウマを見に行く・・・。今年は例年より時期は早いが,いつもの所でひっそりと待っていてくれた。

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【崖を滑るように流れる平滑の滝。下からでは全容がよく分からないけれど・・・】

 念願の花と再会を果たし,次はいよいよ滝の空撮だ~。この時期は雪融け水が多いから迫力もある。
 まず平滑の滝・・・。この滝は,斜面を這うように流れ落ちる滝のため,登山道からではその全容が分かりにくい。GPSで位置を確認して離陸・・・。只見川を行ったり来たりしながら撮影を続けるものの,ちゃんと戻ってくるのか気になって,撮影に身が入らない。最後は機体を見失い,ちょっとバタバタしてしまった。結局,ただ飛ばしただけで大きな成果は得られなかった。三条の滝でも同様で,途中でSDカードがいっぱいになってしまったり,設定を間違えたりするなど,普段ではしないようなミスが目立った。もっと落ち着いて撮影せねば・・・。

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【そして,今回の最大の目的三条の滝空撮・・・】

 それでも,取り敢えず今回の目的は何とか達成できた安心感でちょっとほっと一息。遅い昼食をとる。あとは御池に向けて,誰にも会うことのない燧裏林道を黙々と歩き,陽が落ちる前に何とか御池に着くことができた。

龍宮小屋~ヨッピ橋~東電小屋~温泉小屋~平滑の滝~三条の滝~天神田代~御池
(39,192歩)
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新緑眩い尾瀬を翔る【1】 [尾瀬沼]

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【ドローンで撮影するにあたっては,関係各所で許認可を頂いてから撮影をしております。】

[HPに流用できるように「日記」形式でまとめました]
5月20日(晴れ)
 今年の尾瀬は,例年よりも雪が少なかった影響で,季節の移ろいも2週間ほど早い。天気もまずまずだし,ミズバショウも見頃なので急遽出かけた。

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【御池までの道沿いはタムシバがたくさん咲いていた】

 ミズバショウのハイシーズンの週末はいつもなら混雑必至。しかし,今年は花の時期が前倒しされたことでツアー客の募集が追いつかなかったのだろう。尾瀬は今,閑散期。山小屋だってまだ開けていないところもあるくらいだ。ゆっくり花を愛でながら,暖かくなった尾瀬を散策するには絶好の条件が揃った。コースは,沼山峠から尾瀬沼経由で白砂峠を越え,尾瀬ヶ原に出て龍宮小屋1泊,御池に抜ける予定だ。そこで,ミズバショウとトガクシショウマを見て,2つの滝の上空からの撮影を試みたい・・・。

 御池には9時に着いたが,途中で一瞬顔を出した会津駒ヶ岳や燧ヶ岳の中腹以上は樹氷や積雪で真っ白になっていた。昨晩は尾瀬沼でも2~3cmの積雪があったそうだ。もう少し早めに入山していれば,新緑と新雪のコラボが見れたのに惜しいことをした。

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【沼尻湿原の池塘も雪融け水が溢れる】

 10人程度の乗客とともにバスに揺られて沼山峠へ。雪が完全に消える前に沼山峠展望台に着きたいと思い先を急ぐ。ここでまず最初の空撮。数十年前,この峠から俯瞰した大江湿原と尾瀬沼の写真を見た。オオシラビソが今よりもずっと小さく良い眺めが得られたのだが,今では尾瀬沼と三本カラマツが僅かに見える程度だ。木を切ってくれるとは思えないし,叶わない夢となっていたが,ドローンでちょっと高度を上げればそれも可能だ。雪は完全に消えていたが,昔ながらの光景を目にすることができた喜びは大きかった。

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【すっかり雪も消え,新緑が徐々に尾瀬を覆っていく】

 大江湿原に出て歩いているうちに,雲に隠れていた燧ヶ岳も顔を出し,空一面の青空が広がった。湿原を吹き抜ける風や周囲の森に響き渡るカッコウの啼く声も心地よい。正に春を実感する瞬間である。長蔵小屋前の冷たい長命水をたっぷり補給して,尾瀬ヶ原に向かう。ビジターセンターの工事は相変わらずはかどっていない・・・

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【ブナの新緑が初夏の日差しを受けて,眩く輝く】

 沼尻につくとまだ営業は始まってはいなかったが,その傍で数人が休んでいた。しかし,そのテラスは中央付近で「く」の字に曲がっていた。雪の重みで曲がったのだろう・・・このままで予定通り営業を始められるのか?心配な状況だ。
 このコースにあんなにあった雪もほとんど消え,白砂峠付近に僅かに残るのみでとても歩きやすく,写真を撮りながら歩いてもほぼコースタイム通り。尾瀬ヶ原に着く頃には午後の日差しが新緑を照らしていた。日曜日の午後,行き交う人もほとんどいない・・・。贅沢な時間を過ごす。

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【午後の尾瀬ヶ原もほとんど萌葱色に染まっていた】

 龍宮小屋に荷物を置いて食事前に長沢に向かう。ミズバショウは前回よりも花も群落も大きくなり,見応えがあった。たぶん龍宮小屋の宿泊客であろう数人がここに集まり,食事前の撮影を楽しんでいた。すると,たもあみさん夫妻を発見。昨年の取材の時以来だ・・・。

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【午後の日差しを受けて,雪融け水がキラキラと光り,輝く】

沼山峠~長蔵小屋~沼尻~白砂峠~見晴~竜宮小屋(31,436歩)
【2日目に続く】
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雪どけ水湛える尾瀬【3】 [尾瀬ケ原]

今回はドローンによる空撮の動画と360°パノラマ画像をアップします。
これで今回の残雪の尾瀬のレポは最後になります。次に行く頃は,新緑が綺麗な季節になっていることでしょう。また,ドローンで撮影するのが楽しみです。
こんな映像が見たい・・・など希望があったら是非お寄せください。可能な限りチャレンジしたいと思います。
【ドローンで空撮するに当たっては,関係各所に許認可を頂いた上で撮影しております。】


【なかなか見る機会の少なかった残雪期の尾瀬の上空からの映像をお届けします】

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

【上空からの360°画像です。景鶴山付近で撮影してみました】

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雪どけ水湛える尾瀬【2】 [尾瀬ケ原]

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【池塘に朝の光が反射して綺麗です】
【ドローンで空撮するに当たっては,関係各所に許認可を頂いた上で撮影しております。】

 翌日,晴れることは信じて疑わなかったが,GPV予想では,やや雲の多い天候になるという。尾瀬ヶ原湖の空撮が最大の目的なのに,初日にほとんどドローンを飛ばせなかった上,2日目に曇ったら悲しすぎる・・・ 午前2時頃に目が覚めた時に外の様子を確認すると,月が薄い雲越しに見えた。星もそれほど見えない。ちょっとヤバイかも・・・。とはいえ,楽天的なので,寝て起きる頃には晴れてくれると相変わらず信じて疑わずそのまま寝てしまう・・・。

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【あちこちの池塘も水かさは増していますがもう少しするとこの水量も半減?】

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【尾瀬ヶ原湖の名残を上空から・・・】

 そして計画通り,4時起き。「ほ~ら,やっぱり晴れてる・・・」いいんだか悪いんだか,雲一つ無い快晴。
そして,これまた計画通り上田代に向かう。徐々にライトも要らないくらい明るくなるが,東の空に雲があるため,至仏山のモゲンロートはお預け。青く染まったモノトーンの尾瀬に朱が混じり,徐々に薄紫色に変わっていく。

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【2週間前はあんなにあった雪も,一気に溶けてしまいました・・・】

 上田代に着くと数名のカメラマンがあちこちで三脚を構え,この光景を逃すまいと忙しそうに準備している。その中にてばまるさん,花見さんはもちろん,久しぶりに見る花畑先生の姿があった。時間とともに燧ヶ岳の右肩が一段と明るさを増しそこから光が溢れる。その弱い光が作る光景をカメラで撮影した後,ドローンを飛ばす。忙しくて体がいくつあっても足りない・・・

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【研究見本園付近の赤シボは消えましたが,赤シボの影響で湿原は赤く染まっています。】

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【ほんの少し上昇・ホバリングさせて,池塘の上から撮影してみました】

 しかし,スマホのモニターに映し出される光景にはやはり目を奪われる。見たこともない角度から見る湿原。朝陽に輝く池塘・・・どれもこれも新鮮で見ているだけで心躍る。バッテリーの持ち時間は20分程度だが,何処をどう撮ったら良いのか試行錯誤しているとあっという間に時間が経ってしまう・・・。徐々にいつもの光景に戻る頃,朝食をとるためにてばまるさんと龍宮小屋に向かう。

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【景鶴山と根開けが進む周囲の山々】

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【牛首と上田代付近です】

 急いで朝食をとって出発準備を整えてから,またロビーでまったりとした時間を過ごす。9時頃小屋を後にして,帰りはどうやって撮影しようかと考え,てばまるさんとヨッピ経由で山の鼻に向かうことにした。それぞれの思い思いの場所でドローンでの撮影を行いながら,ゆるゆると山の鼻につく頃にはお昼になっていた。相変わらず行き交う人は少ない。GW最終日とはこんなに混まないものなのかというほど人がいない。そのせいか山の鼻小屋は既に店仕舞。昼食をとるのを諦め鳩待峠に向かった。雪どけが進む道の両脇にはショウジョウバカマやウスバサイシン,オオバキスミレなどの花が咲き出していた。
【完】

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【山の鼻付近に残る残雪。この付近が一番雪の量が豊富でした】
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雪どけ水湛える尾瀬【1】 [尾瀬ケ原]

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【鳩待峠の雪の上,5月の風に吹かれて鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいた】

 春の訪れが急ピッチな今年の尾瀬。ここに来てもそのスピードは全く変わらず,ついには5月2日には尾瀬沼も「沼開け」をしたという。史上最速だった2年前と大差ない状況だ。あれから2週間経ち,春先に見れる雪どけ水に覆われた尾瀬ヶ原を見たくて,開通したばかりの金精峠を越え戸倉を目指す。天候は目まぐるしく変わり,イロハ坂を上る頃は晴れていた空も,戦場ヶ原では強い風に煽られて,雪が横殴りに降っている。すると,てばまるさんから連絡が入る。少し遅れて鳩待峠に入り,山の鼻でテント泊するようだ。

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【至仏山頂の真っ白な雪。吹き抜ける風も心地よさそう】

 戸倉に車を駐め,乗り合いタクシーで鳩待峠へ。GWだと言うのに意外にも少し閑散としていた。少し前まで悪天だったことやGWも明日が最終日であることが原因なのだろう・・・
 ほとんど雪の消えた鳩待峠からは,真っ白な雪を乗せ凜と聳える至仏山が見えていた。一足先に出かけて,山の鼻でてばまるさんを待つことにした。

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【山の鼻研究見本園の残雪。尾瀬ヶ原の残雪は山ノ鼻周辺が一番多い】

 山の鼻に向かう登山道の雪はほとんど消え,残り20~30%程度だが,これが踏み固められた上,凍って更に滑りやすいから厄介だ。テンマ沢に差し掛かる頃,端谷さんに出会った。撮影対象を風景から花の撮影にシフトし,デジカメで撮っているという。これも時代の流れか・・・。

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【かなり雪どけも進み,間もなくここにもミズバショウの群落が見られる事でしょう】

 山の鼻にはそれほど人はいないが,常に人が出入りしていて落ち着かないので,研究見本園で小休止を兼ねて食事を取る。ここでてばまるさんと合流して龍宮に向かう。2週間前あれほどあった雪はほとんど消え尾瀬ヶ原の木道はすっかり出て,残雪は山ノ鼻周辺に僅かにあるだけだ。下ノ大堀のミズバショウももう咲き出し,一週間から10日もすれば見頃になりそうな気配である。

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【思っていたよりも水量の少ない尾瀬ヶ原湖。良い条件に巡り会うのはなかなか難しい】

 途中,花見さん御夫妻に出会った。昨年11月の尾瀬沼以来である。ケガの経過も順調で,今年の初尾瀬を待ちきれずに今回来ることになったようだ。少し情報交換をして龍宮小屋へ。その前に気になる長沢のミズバショウを確認する。群落も小さく,花も小ぶりでいまいち迫力がない。さらに楽しみにしていた空撮も,風が強くここまで飛ばせていない。う~ん・・・・
てばまるさんと小屋主さんを囲んで,しばし談笑タイム。その後,夕食時間になり,てばまるさんは山の鼻に戻った。

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【下ノ大堀の超定番ポイント。間もなくここも見頃になりそうです。今年は早い】

ボクも食事後,風が少しだけ収まったのを確認して今日の初ドローン。上空から黄昏れていく尾瀬ヶ原を眺めた。20分程度の飛行が終わる頃には寒くなってきたので,小屋で温かな風呂に浸かってゆっくり休んだ。今日は夜半から月夜だし,無理に起き出して星を撮らなくてもいいかな・・・
【2日目に続く】
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